OB訪問レポート
第2回 第6期 映画監督 菅原浩志さん
OB訪問の第2回は、第6期 映画監督 菅原浩志さんです。
【監督からのメッセージ】
今のわたしたちは、環境においては恵まれていますが、果たして子どもたちはいきいきとしているでしょうか?
今ほど物がない時代での子供たちがいきいきしている、その当時の姿を見てもらいたい。
子供に見せたくない内容の映画が多い中、これは子供に見てもらいたい。そして、勇気や優しさを感じてもらえたら嬉しい。
また、浅丘ルリ子さんの衣装は芦田淳さんです。衣装も楽しんでもらいたい。
親との会話が少ない子が、この映画を学校行事の一環として見た後に、母親に「良い映画だったから見たら」と勧めたというエピソードがありました。
この映画によって、対話のきっかけとなってもらえれば・・・と。
その監督の思いが、私たち同窓会役員にも伝わり、同期や同窓生の皆さんに勧めてご無沙汰している人たちと、会話のきっかけとしたいと思います。
監督の印象に残っている映画は?
なんと3歳のときに観た「禁じられた遊び」とのこと。
監督になったきっかけは?
映画が大好きだったこと。年間300本くらいは観ていた。監督になるのではなく、映画の勉強がしたくてルーカスやコッポラの出たカリフォルニア大学ロ サンゼルス校に入学。ずいぶん映画をみて英語にも多少の自信があったが、実際には通じなかったので、 授業を受けるためにも懸命に勉強した。
卒業制作の映画では、賞を受賞した。
啓成高校の思い出は?
学校が終わったら真っ直ぐ、毎日のように映画館に直行していた。
戻れるものなら、またあの頃に戻りたい。できるものであれば、監督という職業を捨ててでも・・と。
そして、学校に対しては、アメリカがそうであるように、卒業生が、学生に対して育てる一員となり、協力している。自分もその役を担っていきたい。
「啓成高校あり」と、全国区になってもらいたい。
【菅原浩志監督作品】
ぼくらの七日間戦争 (1988年)
That's カンニング! 史上最大の作戦?(1996年)
マグニチュード (1997年)
ときめきメモリアル (1997年)
ドリームメーカー (1999年)
DRUG (2001年)
ほたるの星 (2003年)
早咲きの花 (2006年)
2008.10.6